The "Intelligence" is likely going global,
although the "Exclusiviity" in domestic market couldn't go across the border.
ここのところ、海外出張が立て込んでいた。半年あまりの中で、BRICsを全部まわり、香港/台湾等の近接地域を訪ねて、諸々討議の機会をもってみた。
そこで感じたのは、プロフェッショナルサービスファームとして、『知恵』で価値観の壁を超えることの大切さ、そしてその可能性の再発見だった。
そもそも、日本の製造業は製品という『知恵』の固まりのチカラによって、はるか50年前に国境を消え、世界で戦うようになっていた。
そして現在でも、コスト競争力こそ落ち、そのプレミアム性も若干老化しつつあるものの、未だに世界中の多くの市場で、トップブランドとしての地位を揺るぎないものにしている。
では、経営とかマーケティングとか、組織のソフトの面ではどうだろう?日本で育まれた経営のソフトには(TQMやfront Loading、スクラムの例を待つまでもなく)、世界で通用する素晴らしい視点がたくさんある。
にも関わらず、必ずしも日本企業のリージョンでのマネジメントに、これらの『知恵』がしっかりと根付き再生産されている例は少なく、結局はアングロサクソン系の(あるいは米国系の教育を受けた)マネージャーによる制度化やスキーム化を通じて、かろうじて組織のソフトが形作られているに留まっている。
いわんや、ハードとソフトが融合された、サービス業界においておや、なのである。日本発のサービス(特にプロフェッショナルサービスファーム)において、グローバルな競争力を勝ち得た企業は、残念ながらあまりにも少ない。
たとえ海外での取引が大きい企業でも、実は本当にサービスにおける知価を認められているのではなく、日本での取引をベースとした、商圏/権益が設定されているだけだったりしている。(そんな場合、現地のマネージャーたちからは、心底バカにされたり、煙たがられていたりするわけで...)
では、我々のようなサービス業が、遅ればせながらグローバルに打って出て、世界という土俵で戦うには、どのような武器があるのだろうか?
世界という視点で、我々の競争力たりえるもの、これもまた『知恵』しか考えられないのではないか?しかも、他のグローバルな先駆者と、現地に根ざしたローカル拠点のそれぞれを、圧倒的に凌駕する骨太な『知恵』である。
実際、我々の業界の『知恵』だけに絞って言えば、そこに彼我の差はさほど大きくない。
我々がこれまでの実績を踏まえて、『ノンバーバルな共通言語』、すなわち、フォーマットであったり、考え方のスキームであったり、手順であったりといった、知恵をカタチにして敷衍することができれば、強い武器となる。
また、もうひとつ、この『共通言語』を話すことのできるプランナーのネットワークを確立することができれば、知恵の再生産も可能となってくる。
知恵のチカラで国境を超える。
私たちに課せられた、新たな、そして喫緊の課題である。
