「ロジカルシンキング」って名著がある。企画やプランニング、コンサルティングなどの基礎になる「MECE」と「So what? / Why so?」という、大きな2つの考え方を提案したプランナー必読の名著。
知ってるヒトがほとんどだと思うけど、MECEはMutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略。相互に重なりなく、かつ、全体を網羅するように収集された事象のこと。議論や論理構成の基盤となるファクトや仮説構築への姿勢をあらわす。
一方,So what? / Why so?は、仮説や提案を中核に、その論拠となるファクトや作業仮説(Why so?)、他方で仮説や提案を踏まえた展開や考察(So what?)のそれぞれが、キチンと連関付けられて構成される必要性を意味している。
両方とも、多分にコンセプチュアルなコトバだけど、実際のプランニングやプレゼン制作の局面で、忘れてはならない,というか身についていて、いつでも自然に出来なければならない、本当に大切な視点だと思う。
でもね、この前あるセミナーで講師を勤めて実感したんだけど、口で言うは易しで、実際演習してみると難しいんだな、これが。
特に、MECEのCEの方。MEは「分解の木」とかのツールで何とかなるんだけど、CEは網羅性だから、企画者自身の全体感や中立性の有無が求められてくる。プレゼン慣れしてるヒトに限って、持論を押し通すのはうまいから、何となく納得させられそうになるんだけど、実は牽強付会で個人の認知限界を超えていないから、大切な要素や領域をすっぽり抜かしてしまったりしてる。
本当は、議論に応じた軸設定をして、マップを作って象限で整理すれば分かりやすいんだけど、これも結構訓練が必要だから、結局はグループワークで相互にチェックしながら分解の木を作成していくしかないみたい。
ロジカルシンキングにコラボレーションの重要性を関連付けるのもどうかと思うケド、実態的な効率や効果から考えれば、結局は企画作業における個人とチームの響き合いの重要性に戻ってくる。
結局チームの力って、どこまで行っても重要なんだなぁ。