iPadが発表されたのは昨日のコト。ジョブス氏が「最もクリエイティブ」と自画自賛しただけあって、素晴らしいガジェットだと思う。
二十年以上前に「dynabook」というコンセプトでウォズアニック氏が予言し、十数年をかけて「newton」などの数多くの失敗をも通底してApple社が追い求めてきた夢の結実。電子機器としての完成度はもちろんのこと、生活を大きく変えるパワーを持った商品となるはず。僕自身も、きっと最初のロットで購入するだろうし、自分のスタイルを変えられるか、早く試してみたいと思ってる。
だけど、どこか寂しい気持ちもするような。それは、この次に追い求めるべき夢が、パーソナルデジタル機器の分野に見当たらなくなったから。
その昔、トヨタ自動車が初代ソアラをリリースした時、多くの車好きはその完成度に驚嘆すると同時に、しらけてしまった。それは、多少のテクニックやチューンをものともしない、他を圧倒する純然たる夢の高性能車だった。ソアラは車好きたちの夢の終着点となった。
iPadが、パーソナルデジタル機器の一つの到達点であるコトは否めない。でも、終着点になってもらいたくはない。新しい夢、新しいビジョンが、この分野にもう一度提案されますように。

